Week1: 新シーズン開始 ー個別振付ー

9月7日(水)

新しいシーズン最初のお仕事の日。

本日は”振付家”としてのお仕事。

今シーズンの3月から4月にあるコンクールでソロを踊る生徒のために、曲を選び振付を行いました。

今回振付したのは、11歳のGrade8の女の子。

トウシューズを履いて2年目。

そのため、今回の振付は、年齢と経験を踏まえてバレエシューズ。

成長期の12歳前後は骨も柔らかく、筋肉もまだまだ弱い時期。当シューズで踊らせることは、骨のゆがみやケガの原因となることがあるので、教師は慎重に選択する必要があります。

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(English ver.)

Wed. September 7th

Today is my first job of the new season.

I worked as a 'choreographer'.

This choreography is for a 11 year-old dancer who will perform a ballet solo in competitions from March to April this season.

It's been two years since she's worn pointe shoes.

So, I choreographed it in ballet shoes.

Around the age of 12, the growth period, bones are soft and muscles are still weak.

Dancing in these shoes may cause bone distortion and injury, so teachers should choose carefully.

Thank you for reading!

We look forward to hearing your questions, your suggestions by DM. Please feel free to ask us!

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【Q & A】

Q: どのように曲を選ぶの? 

A: 私の場合、ダンサーの年齢・レベル・性格等を考慮し、どんな動きを振付に使用したいかを考えます。

●手足が長い場合・・・ポール・ド・ブラ(腕の動き)を多用したいので、ワルツなどのゆるやかな曲調のもの。

●アレグロ(速い動き)が得意な場合・・・明るく、元気なアップテンポな曲調を選択し振付にジャンプを多く取り入れます。

●性格が豪快でハツラツとしたダンサーの場合・・・少しジャズ調のものを選択します。カナダではクラシックバレエよりジャズやコンテンポラリーダンスの経験が長い子が多いので、そういうダンサーには純クラシックより少しジャズっぽさを振付に取り入れ、ダンサーの魅力を引き出します。

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【Q & A】

Q: 振付に費やす時間は? 

A: ダンサーやダンススクール、振付するダンスのカテゴリーや教師によっても多少異なります。私の場合、クラシックバレエの振付の場合、事前に大まかな振付はしておきます。ソロの振付は毎年2人か3人です。そして、ダンサーへは2時間で振付写しをするのを目安にしています。私の教えているダンススタジオではソロの振付の場合、4時間を振付・指導の時間としてスケジューリングされます。なので、2時間振付に使い、あとの2時間で細かな指導に費やします。その後は、ダンサーと相談し、追加のコーチング日を設定する場合もありますが、基本的にはダンサーが個々に練習し、私は毎週1回5分程度見るのみとなります。


Q: カナダのシーズンは日本と違う?

A: 海外では9月からシーズン(新学年)が始まり6月に終わります。カナダも同様で、ダンススタジオもアフタースクールという考え方なので9月から始まり6月に終わります。7・8月は夏休みです。その間はサマースクールやサマーインテンシブ又はサマーキャンプなどの夏期講座に生徒たちは参加することが多いです。


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*写真: バータ靴博物館より (Photo: From Bata Shoe Museum)

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